2021年08月18日

「シッシン」事件

 施設から電話があったようで、夫が何度も「そうですか」、「それはどうもありがとうございます」と言っていました。この声の調子では、少なくとも緊急事態ではないことがわかりましたので、動画を見ていますと、夫がやってきました。

「シッシンだって」

 すごく普通の音程でこれを言うのですが、わたしにとっては「失神」が浮かんだので、それでこの普通の顔というのはなんだろうと、考えました。

 もちろん、ひとりで歩けないレベルですので、失神したところで大けがをすることはありません。考えようによっては目の前にどんぶりいっぱいのラーメンがあって、失神して顔がラーメンだらけになったらたいへんですが、施設では小分けしたものが出ますので、そういう危険もないのです。

 で、わたしの表情と微妙な沈黙を感じとったのか、夫が「漢字は、気を失わない方のシッシン(湿疹)だけど」と言います。それで合点がいきました。電話の内容は、肌を保護するためにワセリンを塗るので次回の請求でお金が追加になりますというものだったそうです。

 湿疹と失神。音が一緒でびっくりしました。
posted by mikimarche at 17:15| Comment(0) | 特養入所後

2021年03月18日

施設からの報告

 今日はお電話をいただきました。年度末なのでさまざまな書類作成をしているところであり、近況を書く欄もあるので、同じことを電話でも報告しておきますとのことでした。

 入所前から感じていたことですが、ちょっとしたストレスや、何らかの要因で、義母は熱を出します。先月こちらのブログで紹介した、祝日の夕方から夜にかけて大きな病院に診察してもらったときのことは、原因がすぐわかりましたが、そののちも、原因がよくわからないまま興奮状態になると熱を出すことが、パターンとしてあると結論づけられたようです。これはわたしたちも、義母が家にいたころから薄々感じていたことです。

 さらに、食事のときに周囲の人々とともに席に着くのが興奮のきっかけになるようで、周囲の入所者が食事をしているのに紙パンツに手を入れて脱ごうとしたりするなどの行動があるとか。そこで施設では、義母の時間をずらして対応してくださっているそうです。

 また、カーテンやら、身近にあるものを、丸めて口に入れようとする行為が増えてきたので、ベッドの近くには何も置かないようにしているとのことでした。

 食欲だけはあり、最初は目の前に置かれたものが食事かどうかが(目があまり見えないため)わからないことから、静かにしていますが、職員さんからそれが食事であることを教えられると途端に自分から器を持って、すごい勢いで食べはじめるとのことでした。

 ベッドではしょっちゅう動いているので、いまのところ褥瘡の心配はないとのこと。

 完全に寝たきりになったり、行動がないほど症状が進むと介護は楽になると以前に聞いたことがありますが、それを思うと、いまが一番、職員さんたちのお手数をおかけしている時期です。ほんとうに、頭が下がります。ありがとうございます。
posted by mikimarche at 16:35| Comment(0) | 特養入所後

2021年03月08日

発熱の記録メモ

 義母の発熱情報メモ。
 大事には至っていないらしいが、先週の土曜日(おとといの3月6日)午後遅くにそこそこの発熱(38℃前後)があったが、留守電に折り返して夕方の段階で確認をしたところ、夕食はペロリと平らげ、元気にしているとのこと。

 今日(3月8日月曜日)の午後、昼間に微熱(37℃台前半)があったが、ちょうど嘱託の医師が訪問している時間帯だったため、そのことを伝えて、薬をもらったとのこと。

 いずれも、前回の大騒ぎの原因と、関係があるのかどうかは不明。
posted by mikimarche at 22:40| Comment(0) | 特養入所後

2021年02月23日

祝日の発熱で、総合病院へ

 夕方の4時過ぎのこと。風があまりにも強いので、近所の散歩に出るか出ないかと話をしていたところ、施設から電話で、義母が発熱(しかも高熱)とのこと。

 もし入院になった場合には家族が病院にいたほうがいいので連絡した、と言われました。祝日なので診察について病院に問い合わせをしている段階とのことでしたが、詳細が確定したら、また連絡をするとのことでした。
 そして、まもなく病院名がわかりました。

 こんな時期ですから、ふたりそろって病院に行っては、よくありません。相談して、夫が行くことになりました。わたしは留守番です。

 ところが、ときどき送られてくるメッセージによれば、診察室にはいったきり、ずっと長い時間、誰も何も言ってこないのだそうです。施設の側から付き添ってきてくれた看護師さんも「普通は診察にはいる前に段取りを教えてくれるのに、今日はいきなり本人を連れていってしまったので、点滴でもしているんだろうと想像するしかありません」と、おっしゃっていたとか。

 けっきょく、検査と点滴で2時間ちょっと。そのあと説明などで時間がかかり、最後に、祝日なので施設の車ではなく介護タクシーを依頼する必要があったため、それが無事に病院に到着するまで、夫はずっと付き添っていました。そのあいだ約4時間も、飲まず食わずだったそうです。

 幸いにも発熱の原因はすぐにわかって、点滴のほかに薬を処方していただいたとのこと。

 夫には申し訳なかったですが、一緒に行かなくてよかった。わたしはその時間でお風呂の掃除と、簡単な夕食を用意しておけました。もし一緒だったらふたりで「おなか空いたーっ、寒い、お風呂はいりたいっ」とわめいていたはずです。

 祝日で、しかも夕方から夜間にかけて義母のために奔走してくださった施設の方や、病院の救急外来には、ほんとうにお世話になりました。

posted by mikimarche at 22:05| Comment(0) | 特養入所後

2021年01月06日

特養に差し入れしようとして、気づいたこと

 あけましておめでとうございます。本年もこのブログをよろしくお願いします。

 特養にはいってから、新型コロナ騒ぎが大きくなるまでの1年前まで、だいたい週に1回程度は、顔を見に出かけていました。2月ころから会えなくなり、その後は夏以降に面会が再開(アクリル板をはさんで、制限時間あり)するまで、スタッフの方々からのお電話で様子を知るのみでした。

 夏以降に、1回だけ会いました。アクリル板越しで、車椅子のままうたた寝。わたしたちのほうを見てくれなかったのは、以前にこちらで書いた通りです。

 ほかの入所されている方々は、頭がしっかりしていらっしゃればなおのこと、どれほどご家族に会いたいだろうかと想像しました。自分たちよりもその方々が優先されるべきだろうと、わたしたちは夏からずっと、面会申請をしていませんでした。

 ただ、まったく接点がないのもどうかという、複雑な心境でした。
 今日は近くに出かける予定にして、事前に施設に「お菓子を持って行くので食べさせてください」とメールをしてから、出かけました。

 事前に言われたのは、煎餅などはやめてくださいとのことでした。そこで、和菓子(日持ちする小さなまんじゅう詰め合わせ)なら食べられるだろうと、持っていったのです。コロナ禍ですので、施設の中にははいれず、入り口の人に「メールしてあります件です、よろしくお願いします。本人は少ししか食べられないはずなので残りはどなたかに」とお願いして、散歩をしながら帰ることにしました。

 ところが家に近づくころ、夫の携帯に電話が。

 ゼリー類などなら食べられるが、こういったもの(まんじゅう)は…とのことでした。
 では施設のみなさんで食べてくださいと夫が答えると、スタッフが食べることは(規則として)できないそうです。そこで夫は「食べられる入所者さんにでも」とお願いして、電話を切りました。

 あれだけ食いしん坊で、人の分まで菓子をとって食べてしまう義母の記憶がわたしたちに残っています。そこで夫は迷いなく「食べ物を持っていこう」と、自分でまんじゅうを選んだのですが、もう、ゼリー類の生活になっていたのですね。

 コロナ禍が少しでもやわらいで、いつか、顔を見るころには、義母はどんな風に変わっているのかなと思うと同時に、ほんとうによいタイミングで入所させていただいたものだと、世の中の運というものに、片っ端からお礼を言いたい気分です。

 もし施設への入所待機の期間と、このコロナ禍が重なっていたら、わたしたちはもう、ほんとうにだめだっただろうと思います。

 世の中のすべてに、ありがとう。

 
posted by mikimarche at 17:00| Comment(0) | 特養入所後