2018年11月15日

少し落ち着いてきたようですが、前途多難

 水曜日の朝に、デイサービスに出す直前まで、連絡帳にびっしりと書きました。言動がおかしいことや、床に寝ていたこと、あちこちのものを崩したり散乱させたこと、そしてどうしても「入れ歯が入れられない」と言い張って、いくら真横で向きを教えても拒否するため、入れ歯を入れていないこと。

 施設からは細かくご連絡をいただきました。まず午前中はやはり言動がおかしく、そもそも到着時には車から降りる際に両目を閉じて動けないと言っていたとのこと…なぜに目を閉じる!?
 その後、入浴の日だったのでお湯に浸かって、だんだんと落ち着いてきたそうです。ただ疲れやすいようで移動は車椅子で、午後はほとんど横になっていたとか。
 施設では、入れ歯がはいっていないことを気にかけて、わざわざおかずを刻み食に変更してくださったそうです。うちの義母は食べることに関してはプロなので(?)、入れ歯がなくても食欲は落ちませんから、「問題なく召し上がったようです」との報告に、さもありなんと思いました。うちでは普段からやわらかめのものを出していますので、入れ歯がなくてもだいたい食べているようです。

 昨日の夕方こちらに帰宅してすぐから様子を見ていましたが、やはりちょっとでも目を離すと、椅子からずり落ちそうなほどに寝ています。1日中寝ているようです。もう頭が働かないのかもしれません。
 今日はデイサービスが休みでしたので、朝から「入れ歯を入れてみる?」とか、「トイレに行ってみよう」など、わたしもできる範囲では同行して細かく見守りましたが、入れ歯はやはり拒否。向きも教えて「このまんまそっと奥に…」とわたしが指を添えながら教えているのに、そもそも口を大きく開けてくれません。やっと上の歯がほぼはいったかなと思い、下の歯を入れさせようと思っていると、せっかくうまくいった上の歯をずらして、その隙間に下の歯を入れようとしたり、もうどんどんとわけがわからなくなってしまって、わたしも諦めました。

 それよりもさらに心配なことは、排便がないことです。先週水曜日の午後にこちらにもどり、その晩は紙パンツに排便があるのをわたしたちが一緒に確認しました。そしてその場で取り替えました。その後、見ていないのです。義母は排便が1回では済まないので、仮に1回くらい施設で便をしたにせよ、その日は家でもするはずです。でも、家で1週間、わたしたちは見ていません。食事は何でも食べるし、水分もたくさん摂っていますが、それでも排便がないなんてことが、あるのでしょうか? 施設のほうでは、毎回必ずではないでしょうが、排便があったときはノートにつけてくれることがほとんどで、この1週間でその報告はありませんでした。

 思いきって、トイレに案内したとき、本人に聞いてみました。「ここ(手すり)につかまりながら、ゆっくりと、ズボンと紙パンツをおろすんだよ、それでそこ(便座)に座るんだよ。そうそう。−−それでね、最近、うんちは出ているの?」
 わたしは家で「うんち」という言葉を使うことはありません。幼児語だと思っています。夫との会話でも「便(べん)」という言葉を使います。でも義母に「便」と言ったら通じにくいのかと思い、先日も「おしっこ」と言ったら通じたことだし、「うんち」と言ってみました。わたしにしてみれば、それだけでも慣れない言葉を一生懸命に使った達成感があったのですが、なんと、はるか後ろのほうから、夫が打ちのめすようなことを言います。「きっと、うんこって言わないと通じないよ?」

 なんということでしょう。うんちですら、大盤振る舞いで口にしたのです。わたしは、うんこなどという言葉は、使いません。言いたくありません。だから夫に「そんな言葉は使えない」と、思わず言い返しました。そして、ふたりして笑ってしまいました。

 で、義母の返事ですが、わたしが何度も尋ねたのに「はぁ、なんだがわがんね」と、困ったように言います。排便のことなど人に話さないという意味なのか、ほんとうに意味がわからないのか、まったくもって覚えていないのか。とにかく、最後に便が出たのがいつなのかは、どうしたらわかるのか…困ったものです。
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2018年11月14日

なんと、床に寝ていました

 昨夜も深夜に義母がひとりで何か話している声が聞こえたので、寝てしまうにかぎると思い、わたしはぜったい起きるものかと寝てしまいました。夫も同じだったようで「今朝は明け方にトイレにきて騒いだ感じがしなかったね、起きなかったのかな」などと話し合いながら、まずは先に夫が1階へ。その後まもなく「うわーっ」と声が。何かと思ったら「すごいことになっているけど、見てみる?」とわたしに言います。

 見にいったところ、ベッドから降りて床に寝具を落とし、薄い毛布を体にかけて、「下には何も敷かずに」、頭の部分にはベッドから引きずり下ろしたタオルケットなどを枕代わりにして寝ていたようです。そして周囲は、ありとあらゆるものを落としてまわったらしく、無関係なものが散乱。
 どうやら、先月まで寝ていた頭の向きと違った場所に寝ていることに1週間遅れて気づいたらしく、混乱したあげくに、以前の場所に近い床の上(なぜか向きは北枕!!)に寝ていたということのようですが、それにしても、散乱具合が、空き巣でもはいったかのような。これでは夫が「片付ける前に見てみるか」と言ってくれたのも、うなずけるものでした。

 そして、おそらくは、頭が混乱して薄暗い中ではトイレに自力で歩けなくなったために、紙パンツの中が尿でいっぱいになって気持ち悪いことと関係しているのでしょうが、わたしが体を支えて「朝なんだからトイレに行きますよ」と移動させているあいだも、精神的にまいっているのか、まったく歩こうともしないし、連れていってくれるならそうしてくれと言わんばかりの、まるで寝ぼけているような顔です。トイレまでどうにか歩かせると、便座にそのまま腰を下ろして動こうとしないので「おしっこをしたくないのかな? おしっこをするためには、ズボンをおろさないといけないんだよ。ズボンは自分でおろすんだよ、おしっこしたくないの?」と話しかけると、わかりやすい「おしっこ」という言葉でピンときたのか「おすっこがすてーっ」(おしっこしたい)と返します。そこで「じゃあズボンをおろすんだよ」と言ったら、あっというまにおろして、勢いよく尿をしていました。
(ただ、トイレから出したときに気づいたのですが、すでに紙パンツは満杯だったので、その直後にそっくり取り替えになりしましたが、いちおうトイレでも尿ができたということで、本人もまだ「やればできる」という自信につながったかと思います)

 その後、お決まりの、入れ歯が入れられない騒動。今日はさすがにあきらめて「もう入れ歯しなくていいのね?」と言って、そのまま朝食にしました。施設には連絡メモに「今日は入れ歯をしていません」と書きました。

 どうにか着替えをさせ、施設の迎えを待つ間に、わたしと夫が食後の珈琲を飲んでいると、またひとりでしゃべり出しました。初登場のK先生という人について、誰かに語っているようです。夫もK先生というのは聞いたことがないようで「いま誰の話をしているんだろう」と、苦笑しています。K先生は食べるものがない苦労話を誰かに語っていたと、義母はそれを誰かに語っているようなんですが、聞きとれたのはそれだけで、あとはなんだかわかりません。お迎えが早くこないかと、わたしたちは心待ちにしていました。
 お迎えの人に「ノートにもいろいろ書いておきましたが、今日は興奮していて、いろいろあると思います」と言っておきました。

 今日はわたしは出かけたい場所があったのですが、なんだか、もういいやという気分になり、夫と静かに過ごすことにしました。それに大量の洗濯も待っています。ああ、夢のない話ですね…今夜が心配です。施設でやさしくしてもらって、落ち着いた気持ちで帰ってきてくれるとよいのですが。
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2018年11月13日

ひさびさに、妄想がひどい日でした

 この東京の家に呼んでから最初の1〜2年ならさほど珍しいことでもありませんでしたが、今日はもう、とにかくたいへんでした。

 朝から(この数日とくにできなかったのですが)入れ歯が口に入れられない、向きが違うから直してといってもできない、できないといったらできないの一点張りで腹を立てていたので、夫もいらついて何か言ったのですが、わたしもつい「じゃあ、入れ歯が入れられないとご飯が食べられないね?」と言ってしまいました。夫はもうカンカンになって「もう今日から入れ歯は入れさせなくていい」と言っていたのですが、それも極端な話だなと、わたしは様子を見ることにしました。そこで、ほかのことをさせてから、そろそろ入れ歯を忘れたかなと思うタイミングで、また「入れ歯を入れてみよう」と言ったところ、そのときは向きを何回か直してから、入れられたのですが…

 どうも、この数日しょっちゅう夫に怒られていたことと、今朝わたしの言った「じゃあご飯が食べられないね」が記憶に残ったらしく、食べ終わっているのに皿やお椀を何回もつついて「(つついているのにご飯が器から)出てこない」と言います。食べ終わっているのに、です。あげくにはお手拭きを食べ物だと思って何度も口に持っていきます。
 その必死な形相に、わたしが「ねえ、バナナが半分残っているから、あげる?」と夫に尋ねましたが、夫は「そんなことしてやる必要ない、いつもと同じだけ食べたんだから」と言います。でも、わたしが義母の必死の表情が気持ち悪くなって、バナナ半分を持っていきました。義母は「あった、あった」と喜んで食べたので、その直後に食後の薬と水を持っていくと、それも食べ物の一部ということになったようで「いただきます」と、ポリポリと薬を食べはじめました。

 その後、いったん昼間のブログに書いたように、車椅子で病院との往復です。
 無事に帰ってきて、夫がお昼を用意してくれたので、わたしも慣れないことをした(車椅子を押した)ためにお腹がすいていて、がつがつ食べました。
 義母にとっては、ちょっと量が多いかなと思える昼食でしたが、気分は今朝の延長線上にあるらしく「ぜったい平らげる」という雰囲気が、全身から伝わってきていました。わたしは夫に断って「悪いけれど、足が少し疲れているから、2階でちょっと休んでいい? あっちはしばらく食べ終わりそうにない雰囲気だし」と、2階に移動しました。

 そのあと、わたしもうっかりと2階でくつろいでしまって、ふと気づくととんでもない時間が経過(40分以上)しています。様子を見にいくと、なにやら軽い口論のようになっています。あとで聞いたところによると、いつまでもずっと食べようとしていて、食べ終わっているのに(器の中に汁が少し残っていただけ)それを下げようとした夫に反発したり、箸を手からずっと離さなかった(食器は下げられたのに)ということのようです。そして、歯磨きで喧嘩のようになるのはいつものことなのですが(歯磨きの仕方がわからないとか、チューブから歯磨きを出してただシンクに落とすとか、うがいの水を飲んでしまうとか)今日はもう、とにかくすごい。何もかもけんか腰です。

 午前に診察してもらって、悪化しないことはわかっていたのですが、そんな興奮状態の義母をいつものように椅子に腰掛けさせてテレビを見させておくよりはと、寝ているように告げました。なにやら興奮状態でしたが、とにかくベッドに寝かしました。

 そのあと、平均すると1時間に1回くらいでしょうか? こんなことがありました。
 義母が玄関まで出てきてドアの方向に向かい、大声で何かを話しているのです。どうも迎えの人がきたとかなんとか…とにかく言っていることがわかりません。トイレにはいりたいのかと言っても、トイレにはいりかけて「そうではないんだ」と、またよくわからないことを大声で言いつづけます。「トイレにはいらないんだったら、ベッドにもどれば」と、また移動させ…そんなことが2回くらいは、ありました。

 夕方になり、夫が「今日は疲れたなぁ」と、シャワーを浴びに1階まで。その入浴後、義母がまた大声で話しながら玄関まで移動する現場に出くわしたらしく、また何か大声で言い合いしています。驚いて降りると、どうやら(義母は説明はできなかったのですが結果として判断したところによれば)トイレに行かなかったから紙パンツの内部に盛大に尿をしたらしいのです。いまさらトイレに駆けこんだところでもう紙パンツの中はぐしょぐしょであり、どうしたらいいのかわからない状態なのだろうなと、夫がどうにか話の断片からそれを感じとって「紙パンツの中をかえればいいんだな?」と、パッドを新しく出しているところでした。すると義母、替えてもらってすっきりしたからそれでよいはずなのに、トイレの代わりに紙パッドに出したからそれでもういいだろう、さっさと布団にもどればという夫の意図を感じとったようで、猛烈に腹を立てて、わからないことをまくし立てています。

 いったい、どうしたというのでしょうか。おそらくですけれども、話の断片から考えるに、ここが家ではなくて、今日から新しい施設に入れられたと思ったようなのです。自分の持ち物がこのあたりにあったはずなのにないとか、そんなことを何回も言います。

 そのあとでわたしが入浴して、出てくると、また義母の声が大きく聞こえました。夫は2階のはずですが、そっと診ると「幻の誰かさん」と、身振り手振りを交え、しかもベッドに寝たまま上を向いた状態で、話をしています。これはさすがに、異様としか表現できませんでした。上空に誰かいるわけでもあるまいし。

 ベッドと周辺と頭の向きが変わったと本人が気づいたのは、ショートステイ終了後の先週水曜日のはずですが、なぜか今日になって「こんな場所に、ここはどこだ」とか、「そういえば車椅子で長い距離をどこかに連れていかれた」とか、「なぜかこんなに怒る人たちがいる」と…頭の中はすっかり「ここはいつもと違う施設だ」ということになったのではと、夫とふたりでそう推測するしかありませんでした。

 夜になって、少し落ち着いてくれましたが、明日はどうなるでしょうか。施設に行く日なので、出かけてくれることを祈るのみです。
posted by mikimarche at 23:40| Comment(0) | 日々のこと

車椅子を押して、通院させてみました

 先日レンタルした車椅子を使って、いつものクリニックへ。用件は、つづいている微熱をいちおう診てもらうためです。毎日午後や夕方に微熱があり、デイサービスの施設のほうでも細かく報告してくださいます。こちらとしても、先方に安心してもらうためには家で飲ませていた市販薬などではなくて、医師にきちんと診てもらったという実績のようなものがないと、よくないかなと…ちょっと不安にかられて。

(日々高熱が出ているわけでもないのに、こういう不安から医療機関を受診させるのは、本来はあまり望ましいことではないような気がしますが、年少者、高齢者なら、仕方ないかなと思います)

 さて、わたしひとりが早足で行けば徒歩で10分の場所にある、いつものクリニック。まずは家の前で車椅子の準備です(義母の顔と車椅子に書いた名前に★をつけています)。

車椅子で通院させる準備中
 後ろのハンドルは、この撮影のときは下を向いていますが、使用時は上に向けました。これはブレーキも付いています。出発前には膝掛けとして小ぶりな毛布も用意しました。

 これで往復してみましたが、いや〜、東京の道の傾斜は、車椅子を利用してみて初めてわかりますね。水平ではないため車椅子が曲がって進んでしまう場所も多く、進行方向を維持するのがたいへんでした。自分で歩いているだけでは、気づかないことです。
 往路は、とにかく疲れました。力の入れ方がわからないので筋肉をたくさん使い、汗もたくさんかきました。帰りはより車が少なそうな道を選んで移動し、力の入れ方も慣れてきたのでだいぶ楽でした。

 ちなみに、今日はいつもと曜日が違いましたが、よく診てくださる医師の診察に当たることができて、細かく検査もしてもらい、何でもなくただの風邪だということがわかりました。それでも高齢者なので1割負担の1030円…ううむ、超高齢化社会というのは、こういう負担が若者にのしかかるんだなぁと、妙に重々しく実感しました。
posted by mikimarche at 12:25| Comment(0) | 日々のこと

2018年11月09日

げんなりします(やや、閲覧注意)

 義母はショートステイから帰る前の日夕刻から微熱があり、帰宅後と昨日の二日間は、寝ている時間が多かったです。市販の風邪薬を飲ませて、額には冷却ジェル(いわゆる冷えピタみたいな商品)を、口元はマスク、襟元はタオルで様子を見ていました。

 今日になり、熱はないようなので、デイサービスに出しましたが、帰ってくる少し前くらいに、また7度3分くらいまで熱っぽさがあったと連絡をいただきました。家でもだいたいそれくらいの微熱です。

 で、問題は、痰なのです。

 以前から、風邪を引くことがほとんどなかった義母で、この7年数か月のあいだに、高熱を出したようなこともなく、微熱と鼻風邪程度のことがほとんどでした。
 前回がどれくらい前か忘れましたが、ティッシュをおいておいても意味がわからなくなっていたらしく、ゴミ箱に直接鼻水を捨てたり(おそらくいったん手でとってゴミ箱に捨てていた)、あたりの毛布やタオルケットにこすりつけていました。痰はどうしていたのか、いまでは思い出せないのですが、家にやってきた初期のころに、何かのはずみに出た痰を飲みかけのカルピスや珈琲のカップに捨てたことがあります。しかもそうと知らずにわたしがしばらく出しておいたので、おそらくその不衛生な上澄みを飲んだはずです。あとになり、中を捨てようと思ってカップの底を見て、わたしは驚きのあまりに声を出してしまったことがありました。

 今回は、鼻水はさほどなくて、それでも1回だけわたしがティッシュを鼻の近くまで持っていって「鼻声だから、鼻をかんでください、それからじゃないと横になれませんよ」と厳しく言ったところ、横になりたかったからか、鼻をかむような仕草をしました。

 痰は、意味がわからないようです。痰がもう少しで出そうな音がしたのでティッシュを口の近くまで持っていって「これで、痰を出して」と言っても、意味がわからずに首を横にいやいやと振ります。ならば仕方ないからと、痰が完全に出たであろうタイミングで「ほらっ」と持っていっても、飲んでしまったのか手にでもとってどこかに捨てたのか、出されたティッシュで嬉しそうに手を拭くばかり。口にティッシュを持っていくという意味が、言葉で言ってみても、ティッシュを実際に口にあてようとしても、まったくわからないようです。イヤイヤのようなそぶりを見せます。
 今日などは、ほんとうに痰が出る音がした直後に走っていったつもりなので、衝撃でした。そんなばかな、あの痰はどこへ…1秒くらいしか遅れていないはずなのに? 考えると気持ち悪くて、気持ち悪くて、これを書いるあいだも、落ち着きません。

 介護スタフの方々は、こんな感じの人々を複数同時に見ているのだなと思うと、ほんとうに尊敬してしまいます。
posted by mikimarche at 21:40| Comment(0) | 日々のこと